マザーステラでは、心に潤いと暮らしに彩りを添えるアロマテラピーを取り入れたライフスタイルを提案しています。
アロマテラピーの楽しみ方
アロマテラピーは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)をさまざまな方法で利用し、心と身体のバランスをとることで、健康増進や美容などに役立てることができる自然療法です。
自分の体質や体調に合わせ、日々の暮らしに「アロマテラピー」を取り入れてみましょう。
具体的な方法を、以下にご紹介します。
芳香浴法(香りを嗅ぐ)
芳香浴はアロマテラピーを気軽に楽しめる最もポピュラーな方法です。
天然の精油を使って、お部屋にやさしい香りを充満させることで、日常のストレスから解放され、ゆったりした気分を味わうことができます。
●アロマディフューザー、アロマランプ(アロマライト)、ファン式 など
精油を電気の熱や空気などの力で香らせます。
キャンドル式同様、水をはった上皿に精油を部屋の広さに応じて数滴落とします。火を使わずに、手軽に楽しむことができます。
ほのかな明かりとアロマの香りの相乗効果で、すてきな空間を演出できます。
●キャンドル式拡散器、オイルウォーマー、アロマポット、オイルバーナーなど
部屋の広さなどに応じて精油1〜5滴程度を、水をはった上皿に落として香りを楽しむ拡散器です。
水分の蒸発とともに、精油の香りを拡散させます。比較的安価で手に入りやすいタイプです。
注意!
火を使うため、取り扱いには充分な注意が必要です。
子供やペットの手の届かないところで使用しましょう。
●ティッシュペーパー、ハンカチ、コットンなど
特別な道具がなくても楽しめる、手軽な方法です。
ティッシュペーパーなどに1~2滴落として、枕元やデスクに置きます。
持ち歩くと、外出先でも香りを楽しむことができますが、芳香拡散器にくらべると効果の持続時間は短くなります。
沐浴法(アロマバス)
入浴の際に精油を用いることで、精油の効果に入浴がもたらす効果が加わり、相乗効果が期待できます。
●全身浴
浴槽に湯をはり、5滴以下の精油を落とします。
よくかき混ぜて拡散させてから、10~15分くらい肩までつかります。
肌の敏感な方やお子さまが利用する場合は、5滴以下の精油を10ミリリットル程度の植物油(キャリアオイル)などで希釈してから使用します。
●半身浴
浴槽にみぞおちまでつかる程度のお湯をはり、そこへ3滴以下の精油を落とします。
よくかき混ぜ、上半身が冷えないようにタオルなどを羽織り、汗が出るくらいまで十分につかります。
●部分浴
洗面器かバケツにやや熱めのおを入れ、3滴以下の精油を落とし、よくかき混ぜます。
その中に手や足を(手首の上、足のくるぶしの上まで)10〜15分間浸します。
注意!
精油は水に溶けにくい性質があるため、場合によっては、植物油などで希釈して使用するとよいでしょう。
精油の種類によっては、肌に刺激を感じる場合があります。
万が一、肌に何らかの刺激を感じた場合は、ただちに洗い流しましょう。
吸入法(蒸気を吸い込む)
精油成分を積極的に吸入し、呼吸器系の不調を緩和する方法です。洗面器やマグカップで。
蒸気がのどや鼻にストレートに入ってくるので、短時間でできるわりに、効果抜群!です。
注意!
吸入の際は目を閉じましょう。
精油成分が直接粘膜を刺激することもあるため、長時間の吸入は避けましょう。
セルフスキンケア
セルフスキンケアのためのクリーム、パック、化粧水などを、精油と基材(精油を希釈するための材料)を使って作ることができます。
●基材の例
・植物油(キャリアオイル)
ホホバ油、スイートアーモンド油、オリーブ油等、ミツロウ
・カオリン
・グリセリン
・無水エタノール
・精製水
・精油
注意!
皮膚に精油を適用する場合は、必ずキャリアオイルなどに1%以下に希釈してから使用しましょう。
初めての使用には事前に皮膚に刺激がないかどうかパッチテストを行うとよいでしょう。
●スキンローション
手軽で簡単にできます。
精油やグリセリンなどの成分を少し加えることで保湿力を増やすことができます。
《作り方》
1.グリセリン5ml、無水エタノール5mlに精油1滴を入れ、よく混ぜ合わせます。
2.精製水40mlを加えて、保存用ガラス瓶に移します。
使用時にはよく振るようにします。
●手作りクリーム(ハンドクリーム)
カサついた指先などには、手作りのクリームが役に立ちます。
市販のものが合わない、ナチュラルなものを使いたいという方は、手作りしてみてはいかがでしょうか?
唇の荒れが気になる方は、リップクリームも同じ方法で作れます。
《作り方》
1.ビーカーにミツロウ5gとキャリアオイル25mlを入れます。
2.湯煎にしてミツロウを溶かし、よくかき混ぜます。
3.クリーム容器に移します。
4.粗熱がとれたらエッセンシャルオイルを加え、さらにかき混ぜます。
※シアバターを少し加えると、柔らかで保湿力のあるクリームになります。
リップクリームをつくる場合は、キャリアオイルを15ml、精油を1滴にします。
専用のリップケースを使うとよいでしょう。
トリートメント法
精油を植物性のオイル(キャリアオイル)で希釈したトリートメントオイルを、肌にやさしく塗布する方法です。
植物性のオイルをベースに、精油を1%以下の濃度になるように混ぜたトリートメントオイルを、肌にやさしく塗布します。
顔などの敏感な部分に使用する場合は、さらに低濃度での使用をおすすめします。
⇒ 精油の希釈の仕方
ハウスキーピング
毎日のハウスキーピングにも精油を活用して、香りある暮らしを楽しみましょう。
●洗濯に
すすぎのときに精油を1滴入れます。洗濯物をほのかに香らせることができます。
●掃除機に
ティッシュペーパーに精油を1滴たらし、吸い込ませます。排気を爽やかにしてくれます。
●雑巾がけに
バケツの水に精油を1滴入れ、よく混ぜます。
●空気清浄に(ルームスプレー)
スプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、そこに精油3〜5滴を加えます。精製水45mlを加え、よく振って混ぜます。