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香りのメカニズム

精油の香りを嗅いだり精油を用いて身体にトリートメントを施した時、精油が心と身体にどのように作用するのでしょうか。そのメカニズムを紹介します。


精油が心と体に作用する経路

嗅覚による作用の図嗅覚を通しての精神・生理作用  
香りの分子が鼻の奥に達し、信号として嗅神経を介して脳へと伝わります。 そこで、精神的・生理的に作用します。

吸入による作用  
呼吸と共に肺の肺胞から血管系へ入り、血流に乗って、全身に作用します。

経皮作用
精油を希釈した植物油を皮膚に塗布(トリートメント)すると、皮膚の表面(表皮および附属器)から真皮へと吸収され、真皮にある毛細血管まで成分が到達し、全身を巡る循環に乗ります。
経皮作用の図精油を使ってトリートメントしたばかりの人の汗や尿、息の検査で簡単にわかるでしょう。
また、肌が温かいとオイルは吸収されやすくなるので、トリートメントの際は、トリートメントした部分をそのつどタオルで覆うようにして行えば、吸収を助けます。

マッサージや入浴に使用する際に空気中に広がる精油の芳香分子は、同時に鼻からも吸収されます。分子は鼻孔に入り、神経受容器官を刺激 して脳の働きに作用してくれます。

香りは「いい匂い」だけでなく、心身に有効な影響を与え、自動的にからだのバランスを整えています。




コラム アロマテラピーによる心理作用の事例

●ストレスの軽減、リラックス、元気になるなど
ストレスや疲れがたまっているときに「いい香り」を嗅ぐと、
・ゆううつな気分が明るく楽しい気分になる
・心やからだの緊張がほぐれる
・寝つきの悪い人にも穏やかな睡眠が訪れる などの効果が出ています。

●操作ミスが半減
ある企業では、オフィスにレモンの精油の香りを漂わせたところ、コンピュータの操作ミスが54%も減少したといいます。

●禁煙に一役買う
禁煙に役立つとも言われているプラックペッパーの香りは、喫煙の欲求を抑えるうえ、不安感を軽減するのに一役買ってくれることもあります。